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得度習礼・教師教習

本願寺西山別院報PDF版久遠

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〒615-8107
京都府京都市西京区川島北裏町29
TEL:075-392-7939

み教え:西山別院
  ■境内地MAP:ご覧になりたい箇所をクリックして下さい。
境内地MAP

【本堂 京都府指定文化財】 
(七間四面、単層入母屋造本瓦葺。1618(元和4)年建立。元本願寺阿弥陀堂。)
元和三年(1617)、火災により大部分の伽藍を消失した本願寺は、翌年には仮本堂(阿弥陀堂)を再建します。後年復興に着手し、1636年に御影堂が完成。そして現在の阿弥陀堂建立(1760年完成)に当り、1756(宝暦6)年、仮本堂をこの西山別院に移築しました。このため本願寺伽藍中最古の歴史的遺構といえ、元本山本堂としての風格も残す貴重な建築物です。2000(平成12)年には全面修復を終え、創建当時の精彩を甦らせました。
本堂内観
本堂外観
   

本尊阿弥陀如来像

(1661(寛文元)年、本願寺第13代良如上人作)
本願寺の旧本尊、輪光青蓮二尺八寸の阿弥陀如来像です。2000(平成12)年に修復を行い、台座底書が明らかになりました。「大谷御本尊 御堂御建立ニ付御作也 尊像造営寛文元年辛丑四月廿八日 同八月中旬成就同霜月十七日御供養 御大佛師利 専政 康雲 尊命初斧刀」
ご本尊写真
   

②本堂襖絵八面「松に藤」「桜に牡丹」【重要文化財】

(本堂障壁画八面 金地紙本著色 「松に藤」四面 「桜に牡丹」四面 1618(元和4)年頃 徳力善宗作)
江戸初期の本願寺お抱え絵師、徳力善宗の現存する唯一の作品。画面いっぱいに描かれた巨大な老松に絡みつく藤。咲き乱れる満開の桜に鮮やかな紅が印象的な牡丹。桃山文化の気風を受け継いだ絢爛な金碧障壁画です。
(平常時は文化財保護のため非公開)
襖絵 桜に牡丹
襖絵 松に藤
   
③本堂内陣天井絵 
(1618(元和4)年頃、作者不詳)
通常の真宗寺院における本堂内陣天井は、格天井といって碁盤の目のような形状ですが、この本堂内陣は、天井一面に一組の天人が描かれているという、非常に珍しい形態です。筆致は力強く「虚空の諸天人」を眼前にするようです。作者不詳ながら、熟達した絵師による力作です。
内陣天井絵「天人図」写真
天井絵
   
④本堂襖絵八面「燕子花に八橋」
(1985(昭和60)年、徳力富吉郎作)
日本画家・版画家・本願寺絵所第12代当主徳力富吉郎(当時83歳)作・寄贈。直系の先祖となる徳力善宗の襖絵(②)に鼓舞されて描かれた力作。八橋の傍らに咲く燕子花(かきつばた)の鮮やかな紺や白が金地の池に鮮やかに浮かび上がります。平常時の襖絵として本堂を飾っています。
現行襖絵写真

【覚祖廟】

(1351年頃)
本願寺第三代覚如上人の御廟です。覚如上人は死後、宗祖親鸞聖人と同じく、東山延仁寺で火葬されましたが、そのご遺骨は上人ご自身の遺言で、先立たれた妻 善照尼の眠るこの西山別院の地に納められました。墓地は円墳状の墳墓。自然と生い茂った樹木が本願寺創建来の悠久を感じさせます。
覚祖廟写真

【対面所】

(障壁画は江戸後期)
江戸後期建立の対面所は老朽化が著しかったため1999(平成11)年に取り壊され、翌年竣工された「得度習礼教師教修研修道場」の1階を対面所としています。冷暖房完備の快適な環境で各種法要行事が行えます。正面に据えられた障壁画は対面所創建当時の松鶴図。多く描かれる吉祥画題ですが、二匹の雛鶴により、一層目出度さが強調されています。画風は四条円山派、長澤芦洲(1767~1847)の作と伝えられています。
対面所・襖絵写真
対面所・襖絵写真

【書院】

(1812(文化9)年創建) 約75坪、伝統的な造りの座敷・茶室を備えた書院です。週末にはお茶や生花のお稽古場として、地域の方々に親しまれています。
書院内観
書院外観写真

【山門】

(1771(明和8)年創建、総ケヤキ切妻造本瓦葺)
2010(平成22)年の修復時に棟札(建物の築造・修理の目的等を記した意趣や、年月日大工名などが記された木版)が発見され、正式な創建年と、水口伊豆守藤原朝臣宗為監督のもと建立された薬医門であることが確認されました。

薬医門とは…諸説ある。
①門の横に勝手口を設けてあり緊急の閉門時でも医者が出入したことから薬医門と呼ばれた。
②敵の弓矢を受け止め防ぐことから「矢喰門」と呼ばれ、いつしか「薬医門」と書かれることになった。
山門写真

【鐘楼】

(1774(安永3年)創建、総ケヤキ切妻造本瓦葺)
2011(平成23)年に修復されました。
年末の恒例行事「除夜会」には、例年たくさんの方々が「除夜の鐘つき」に参加されます。
鐘楼写真

【太鼓楼跡地】
(1756(宝暦6)年頃)
境内地山門の北側には木造二階建入母屋造の太鼓楼(太鼓を打ち鳴らし、周囲に時刻を知らせる等の役割があった)が建てられておりましたが、老朽化が著しく2009(平成21)年に解体保存を実施、部材の90%を保存し将来の復元に備えました。
直径1.5mの檜一本彫りの大太鼓と、京都市内では他に妙心寺の一部にしか使われていないという蝋燭桟瓦が特筆すべき点といえます。
太鼓桜跡地写真
太鼓桜跡地写真

【得度習礼・教師教修所研修道場】
境内地には、浄土真宗本願寺派の僧侶を育成する宗派機関「得度習礼・教師教修所研修道場」が併設されており、年間140日以上の日程が組まれています。
本派僧侶資格を授かるには、ここで11日間の研修を受けねばならないため、僧侶の登竜門と言えます。また、既に僧侶の身となった方々が、更なる研鑽を積む場所でもあります。
研修道場写真

【西山別院墓地】
本堂の西側に位置します。平成21年、より良い参拝環境を整えるべく全面整備工事を実施いたしました。また、平成24年には墓地の一画に共同墓碑「和合海」を建立し、納骨に関わるご遺族の方々の現代的な悩みに即応しつつ、ご納骨が仏教と出遇う機縁となることを願い、運営しております。
場所は阪急桂駅からほど近く、平地でバリアフリー。高齢者の方にもお参りしやすい環境です。尚、墓地・共同墓碑のご使用は、原則としまして、宗旨が「浄土真宗本願寺派」(西本願寺)の方のみとさせて頂いております。詳しくは、別院寺務所までお問合せください。(075-392-7939)
墓地写真
共同墓碑写真1
 

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