法話
今月の法語(令和8年11月)
鏡のごとし
善導大師
善導大師は「経教はこれを喩うるに鏡のごとし」と示されます。
これは、お経や仏様の教えは、自分を映し出す鏡である、と説かれます。
私たちが鏡を見るときはどんな時でしょうか。
朝顔を洗うとき、お手洗いで手を洗うとき、服を着るとき、、、全て身だしなみを整えるときですね。
自分の姿は自分ではすべてをよく見ることができません。
そこで私たちは鏡を使って身だしなみを整える訳であります。
お経や仏様の教えは、普通の鏡では見えない私の心を映す鏡であります。
心を映す鏡は私の本真や本性を映し出してくださいます。
他人からよく見られたい、他人よりも優れていたい、という欲もありますが、
本当はこうしたいけどみんなと合わせよう、こんなことしたくないけどみんなしているからやろう、
という心のうちに秘めていた私の心をありありと映し出してくださいます。
そんな私に、
あなたはあなたのままでいい、変わる必要なんてなくそのままでいいんだよ、
と救いをはたらきかけてくださるのが阿弥陀仏という仏さまです。
毎日、心を映し出す鏡の前に立って、欲にまみれていないか、他人に流されていないか、
心を整えながら日々の生活を送りたいですね。
