法話
今月の法語(令和6年12月)
「みんなちがって、みんないい」 金子みすゞ
私たちは、生まれも、育ちも、才能も、顔も、性格も人それぞれであります。
一人一人それぞれに個性があるにもかかわらず、
なにかと人と比べてしまうのが私たちの姿ではないでしょうか。
けれど阿弥陀様は、すべての命あるものを尊い輝いた命であるとおしゃっております。
誰が優れて誰が劣っていると判断するのではなく、皆平等の命であります。
『阿弥陀経』というお経の中に、
「青色青光・黄色黄光・赤色赤光・白色白光」とお言葉が出てきます。
お浄土に咲く華はどれもそれぞれの光を放ち輝き、
それぞれの華がそれぞれの華のまま何色にも染まることなく、お互いに輝きあっています。
私たちも一人一人がお互いを尊重し合い、
お浄土の華のようにお互いを輝かせながら生きていきたいですね。