法話
今月の法語(令和8年6月)
嫌な感情も無視しないで!
恥ずかしながら、これまで私は何度もダイエットに失敗してきました。
何度も失敗するうちに、その失敗の正体(共通点)に気付きました。
それは「ひもじい」という嫌な感情を感じたくなくて無視して、
無いものとして扱う方法をとり続けたことです。
自然発生した感情は、その存在に気付き感じてあげるまで、
何度でも「感じてほしい・無視しないで」と訴えてくる性質があるのだそうです。
私たちはその強い訴えにしばらくは我慢できるのですが、
やがて耐えられなくなり結局はリバウンドしてゆきます。〈結局かい!!〉
ということは!?
無視された感情が暴れだすまえに
「ひもじいねぇ」「もっと食べたいねぇ」とすなおにその感情と向きあい、感じてあげれば、
感情は暴れだすことなくそれどころか、それらを受け入れる「感情の器」が広がって
容易に「ひもじい」感情を受け入れられるようになってゆき、
人によってはひもじさに、いとしさを感じることもあるでしょう。
そうなったら「ひもじい」と表裏一体であるところの「満足」も顔をのぞかせて、
つまりはダイエット成功ということかもしれません。
このことは浄土真宗で、
自身の目を背けたくなるような嫌な事実と徹底的に向きあい感じることにより、
それを放ってはおけず救おうとする本願力のはたらきが一層感じられてくる
「二種深信」とも共通しているようです。
合掌
